猫々蹴球

ねこねこしゅーきゅー、と読むと大吉です。デレステブログになりつつありますが、アニメ感想と投稿SS、サッカーもありますヽ( ´▽`)ノ

玉井よしあきさんの投稿SS92、93、94

GUNDAM TACTICS MOBILITY FLEET0079 SS

イシイとジンペイのGUNDAM TACTICS MOBILITY FLEET0079録・最終章・第五話・「0079.12.10.ソロモン」



「な、何じゃこりゃああぁッ!!」
 ソロモンのとある宇宙港からジンペイの叫び声が聞こえたので、ジンペイ部隊とジェイ部隊が駆け付けた。
「どうしました、艦長」
 タカヒロ・ストーナーが呆れながら尋ねた。
「これまでの戦績でザンジバルが配備される予定がそのザンジバルが故障したためにムリだって」
「ならばムサイ後期型をそのまま使えばいいじゃないですか」
「そう頼んだんだけど、エンジンが故障したために修理の名目で持っていかれたよ」
 ジンペイの説明を聞いてタカヒロは同意の意味で肩を竦めた。
「任務説明を聞かなきゃいけないときに…!」
 ジンペイが悔しげに呻いた時、ソロモン司令官がやってきて、
「ならば、お前の部下ジェイの戦艦とモビルスーツを共同で使えばいいではないか。ジンペイ、お前は一度教官としてジェイの采配を見ればいい」
と言ったので、ジンペイは「了解」と言って従った。
「なら、ニャ―よ。先ずはいつもの儀式を頼む」
「了解しました。これまでの戦績により新たな戦艦が配備されました」
 ジェイのムサイが4機のザクⅠに運ばれ、別のザクⅠ6機がザンジバルを運んできた。
「ザンジバル……。次こそそれをオレの方にも配備してもらいたいな」
 ザンジバルの威容にジンペイは見惚れた。
「規則上無理だな。任務完了後お前にはチベが配備される予定だ」
「ありがたき幸せ」
と、ジンペイは言ったが、内心(いくらモビルスーツ搭載数最多で火力最強だからと言ってドンガメはマジ勘弁)と涙目であった。
「我が部隊とジンペイ部隊にリック・ドムⅡが2機ずつ支給されました」
(オレ達のリック・ドムⅡは使えないんだよなァ)
 ニャーの報告にジンペイは心の中でツッコミを入れた。
「我が隊にオウギュスト・ギダンとライー・コインブラと、ジャン・ジャックアノーが、ジンペイ隊にニール・カイルが配属されました。以上です」
 ニャーの紹介が終わった後、4人の士官が敬礼した。
「本来なら通信で説明するのだが、今回は見ての通り予期せぬトラブルへの対処ついでにこの場で説明する」
と、司令官は前置きした後、説明した。
「連邦艦隊が、元サイド4のあった宙域に、集結しつつあると情報があった。元サイド4のあった宙域は、ちょうど地球と月との中間点として、戦略的重要性を持った拠点であり、開戦時から、連邦とジオンの交戦が絶えない所の一つだ。貴官は旧サイド4宙域へ出航し、連邦の作戦規模を調べて来てもらいたい。連邦の動きが微妙な為、艦隊としての編成は出来なかった。単艦での作戦となる、以上」
「では、リック・ドムⅡ2機、高機動型ザクⅡ1機、ザクⅡ3機の編成で出撃します!」
「頼んだぞ」
 ジェイの方針に司令官はそう言うと、立ち去って行った。
 ジンペイ隊とジェイ隊はザンジバルに乗り込んだ。
「ニャー、どれほど成長したか見せてもらおう」
「了解しました、タカヒロ先輩」
 タカヒロに対してニャーは笑顔で返した。
「ジェイ、いざとなったらオレの部下も使っていいぞ」
「そこまで気を使ってもらわなくても大丈夫です。ですが、そのお気持ちだけはいただいておきます」
と、返すジェイにジンペイは頷いた。
 こうして目的地へと向かうザンジバルであった。





 サイド4暗礁宙域。
「! て・・敵です! コロニーの残骸に隠れていた模様! ミノフスキー粒子が濃く、詳しいデータの検索はできません。各個に戦域より離脱する模様! 敵部隊をせん滅するために、速やかなる攻撃を願います!」
 ニャーがジェイに報告した。
「よし、ジュザとバートはリック・ドムⅡに乗ってサラミスとコロンブスの組を攻撃せよ! ジュザは左側の、バートは上側だ!」
 二人はジェイの命令に「了解」と威勢よく答え、リック・ドムⅡに乗り込んだ。
「次に、オウギュストは高機動型ザクⅡに、ライーとジャンとハリーはザクⅡに乗って右側3隻の中心であるコロンブスの少し先へ向け移動!。密着した時点で停止! 我が艦は右上に針路を取り、ザク部隊をサポートする!」
 ジェイの命令に「了解しました」と答え、それぞれのモビルスーツに乗り込んだ。
「では、全機出撃!」
 ジェイの号令でジェイ部隊はそれぞれの持ち場へ向かった。
「モビルスーツの推進剤についてきちんと把握していれば難なくこなせる任務だ」
(運が良ければ再度の調査を命ぜられるが……どうかな)
 ジンペイはそう思って少し頭を掻いた。
 ジェイの采配は奏功し、敵艦隊を離脱される前に全滅させることに成功した。






「レーダーから敵艦の反応が消えました。宇宙軍司令から入電です」
 ニャーの報告が終わった後、ソロモン司令官の通信が入った。
「貴官らの、調査したデータを現在検討中だ。結果が出るまで現在の宙域にて待機されたし。任務の評価は、サラミス3隻、コロンブス4隻、ボール9機、ザニー2機、ガンキャノン1機、コアブースター2機と以上のようになっている」
 そう言って、ソロモン司令官は通信を切った。
「ソロモンの作戦司令部より入電です。「今回のデータでは不明な点が多い為、再度の偵察を命ず。以上。」」
 ニャーの報告にジェイは落ち込んだ。自分の采配はよくなかったと思ったのだろう。
「仕方ないさ、あれじゃあどの道不明な点が多い結果となるのだからな。再度の偵察を命ぜられたのはまだいい方さ」
「その点については私が保証する」
 シン・マツナガの言葉が大きかったのか、ジェイは納得した。






 場面は変わってグラナダにあるジロウの部屋。
「な…何だと! モローとフランシスとマーク……それにグレニスが…戦死……」
 兵士の伝令を聞いたジロウは手に持っていたティーカップを思わず床に落としてしまった。
 その絶叫を聞いてジロウ部隊とアニーが駆け付けた。
「オレが育てた部下が戦死したんだ。戦争中じゃよくある事だと分かってはいたのだがな」
 ジロウは自嘲気味に説明した。ただし、自分が元いた世界の知り合いで今いる世界では敵になったやつの部下に倒されたという事実を除いては。
「艦長は良くも悪くも平和な世界から来たからそうなる事は予想していました」
 ハニバルは苦笑した。
「次の任務が下りる前に立ち直ればいいです。味方の死に動揺しない艦長なんてらしくありませんから」
 ゲイリーが言った。
「ありがとう、お前たちのおかげでオレは立ち直れる」
 ジロウは自分の部下に感謝するのだった。



<参考画像>

第二十六話の話




○裏話もとい本当の設定紹介








イシイ:「イシイです」
マサト:「マサトだ」
ジンペイ:「ジンペイだよ」
ジロウ:「ジロウだ」
ジンペイ:「今回はステージクリア後の司令官とオペレーターのセリフです。敵艦を1隻でも逃がした場合は司令官は『調査データは受け取った。 貴官の艦艇は、任務の続行不可能と判断された。変わりの艦艇は、すでに向かっている。ソロモンへ帰還されたし。 任務の評価は、以上のようになっている』で、オペレータは『ソロモンの作戦司令部より入電です。 「今回のデータでは不明な点が多い為、再度の偵察を命ず。以上。」』です」
イシイ:「あれ? オペレーターのセリフは全て撃沈した場合だろ?」
ジンペイ:「そう。おかしいので変更したのだ。因みに全て撃沈した場合はオペレータのセリフは『ソロモンに帰還します。』だ」
マサト:「司令官の命令に対しオペレーターのセリフがおかしいので整合性を合わせたわけか」
ジンペイ:「その通り。今回はこの辺だ」
イシイ&マサト&ジンペイ&ジロウ:「「「「次回も楽しみにしてください……」」」」








○次回予告らしきもの








イシイ:「イシイです」
マサト:「マサトだ」
ジンペイ:「ジンペイだよ」
ジロウ:「ジロウだ」
イシイ&マサト&ジンペイ&ジロウ:「「「「次回のガンダムパロディーシリーズ第二弾!! イシイとジンペイのGUNDAM TACTICS MOBILITY FLEET 0079録は!?」」」」
ジンペイ:「敵の大規模な艦隊がオレ達の前に現れた。連邦の作戦目標を調査するのだが、果たしてオレたちは果たすことができるのか」
ジロウ:「BC2000前に敵4隻全滅させればいいのだけどね」
イシイ&マサト&ジンペイ&ジロウ:「「「「次回! イシイとジンペイのGUNDAM TACTICS MOBILITY FLEET 0079録 第二十七話こと最終章第六話 『0079.12.15.サイド4暗礁宙域』!! ガンダムタクティクスー ゴー!!」」」」


<2017/3/14掲載>


――――――――――――――


GUNDAM TACTICS MOBILITY FLEET0079 SS

イシイとジンペイのGUNDAM TACTICS MOBILITY FLEET0079録・最終章・第六話・「0079.12.15.サイド4暗礁宙域」



 サイド4暗礁宙域に待機中のザンジバルにソロモン司令から通信が入った。
「作戦本部より入電、貴官らの居る宙域に、敵の大規模な艦隊が移動中と観測された。月基地グラナダへの侵攻作戦の可能性がある。観測では、後数日で貴官らの前にも現われる筈である。連邦の作戦目標を調査されたし」
「了解しました」
 ジンペイとジェイの双方が答えるとソロモン司令は頷き、
「今回はジンペイに指揮を執ってもらう。ジンペイ、久々の指揮だからと言ってしくじるなよ」
と言って通信を切った。
「ザンジバルでの指揮は最初で最後だ、悔いのないようにするよ」
 そう言って、ジンペイはジェイが降りた艦長席に座った。
「ジンペイ先輩、久々の指揮官ぶりを拝見させてもらいます」
「おう! きっちりこなすから安心しろ!」
 と、ジンペイはジェイに笑顔で答えた後、号令をかけた。
「では、目的地に向かって全速前進!」






 サイド4暗礁宙域。
「前方、高熱源帯発生!! 敵艦隊と思われます! 数・・・多数、いやっ5隻以上! 大部隊です!!」
 タカヒロが上ずった声で報告した。
「目の前には4隻しか見えないという事は増援も含めてか……」
 ジンペイは驚くどころか他人事のように答えた。
「なら、増援が来る前にケリをつけるべきです」
「それが定石なんだが、そいつらがどっかへ行って他の部隊に被害を与えたなんてことを聞いたらイヤだしなあ。あのイシイの部隊の例もあるし……。そいつらもまとめて相手にしておきたい。いい考えがある!」
(艦長、あのこと(第二章第一話こと第十三話の事です:編注)をまだ根に持っていたのか)
 ジンペイがヨシダ・ツグアキの提案をけったのをみたボブは内心溜息をついた。
「シン・マツナガさんとジョディはリック・ドムⅡに、ヨシダは高機動型ザクⅡに、ボブとブレニフとニールはザクⅡに乗って出撃! さっさとマゼランを落としちゃっていいよ!」
「了解しました」
と、ジンペイの命令に従うパイロット達。
 出撃前、ニールはシン・マツナガに質問した。
「艦長は何で危険な事をさせるのですかね。今回は敵の旗艦を早めに沈めたら、増援と戦うことになるとオペレーターの報告でわかっているのに」
「一見、そう思うだろうな。一つだけ言っておくと確実な方法があるからこそあえてやっているのだ。事の次第を見たらわかる」
 シン・マツナガは先手必勝とばかりにリック・ドムⅡのジャイアントバズで先頭のジムに攻撃したのをきっかけに敵第一艦隊のモビルスーツ部隊とマゼランを全滅させ、残り1隻のサラミスの耐久力をギリギリに削った後、帰艦した。






 BC1900。
「シン・マツナガさん、よろしくお願いします」
「任せろ、ジンペイ。タイミングを計るのは得意だ。では、出撃する!」
 そう言って、シン・マツナガが乗るリック・ドムⅡは出撃した。






 BC2000。
「敵の増援です!」
 タカヒロが報告すると、シン・マツナガは待っていましたとばかりに、
「サラミス、お前は用済みだ」
 言うが早いかリック・ドムⅡのジャイアントバズでサラミスを沈めるとさっさと帰艦した。
「シン・マツナガさん、お疲れ様です」
 帰艦したシン・マツナガをジンペイが労った。
「ああ。増援部隊との戦いにも出撃させてくれ。さっきの連中は手ごたえがなさ過ぎたからな」
「は、はい……」
 ちゃっかりしているシン・マツナガであった。






「針路を敵の増援部隊のいる方にとれ。 ただし、敵増援部隊との距離が225以上になったら推進力70%、攻撃力100%に変更し、見えた敵から順次主砲で撃墜しろ!」
(成程、その手があったか。大軍を纏めて相手ではなく、自分たちはミノフスキー領域に隠れ、1隻ずつ時間がかかってもいいから相手にして減らすか)
 ジンペイの采配にジェイは感心した。
 その作戦で4隻中3隻を主砲のみで沈めたが、残り1隻であるマゼランはミノフスキー領域を出てこない。
「仕方がない。先ほどの編成でいく」
 その言葉を聞いてシン・マツナガは了解と、嬉々としてすぐさま出撃した。
 当然、マゼランからも迎撃のためにモビルスーツ部隊が出てきたが、ジンペイ隊の敵ではない。
「あんたなんか相手にならないわよ!」
 ジョディのリック・ドムⅡがヒートサーベルでNovice乗りのザニーに止めの一撃を放とうとしたとき、
「待て! こいつは生かして返せ! それ以外の敵モビルスーツを全滅させろ!」
 ジンペイが制止した。
 ジョディは了解したわ、と軽く答え命令通りの行動をした。
 こうしてザニー以外の敵モビルスーツ部隊を全滅させた後、マゼランの耐久力をギリギリまで削って撤退したジンペイ隊であった。






「みんな、お疲れ。ここからが本番だ」
「弱いザニーを相手に訓練して強くなって強くなっていこうという訳か」
 ジュザはジンペイの言葉にはっとした。
「その通り! 我が部隊だけではない。ジェイの部隊も然りだ。今のうちに強くなれるだけならないとな」
 ジンペイのその言葉に一同は感心した。自分たちの部隊だけのことを考えてるわけじゃない事に。
「おっ、噂をしたら何とやらだ。では、ブレニフ、これより出撃する」
 ザニーを見たブレニフは高機動型ザクⅡに乗って嬉々として出撃した。
 という訳で、弱いザニーに対して入れ代わり立ち代わりジェイ部隊のハリー・ストーンが間違って撃破するまで戦い、マゼランを沈めることで敵艦隊を全滅させた。






「レーダーから敵艦の反応が消えました。宇宙軍司令から入電です」
 タカヒロが報告すると、ソロモン司令から通信が入った。
「連邦はジャブローから続々と、巡洋艦および戦艦を打ち上げて、ティアンム指揮のもと第二連合艦隊を編成。情報部の報告によると、ソロモンへの侵攻は間違いない物と思われる。サイド4への展開は陽動作戦だったようだ。追って命令するまで、その宙域にて待機せよ。なお今回の任務評価はマゼラン3隻、サラミス4隻、コロンブス1隻、ボール15機、ザニー3隻、ガンキャノン1機、コアブースター1機、ジム7機と以上である」
「ソロモンへ帰還します」
とタカヒロが言うと、ザンジバルはソロモンに針路をとるのだった。



○裏話もとい本当の設定紹介








イシイ:「イシイです」
マサト:「マサトだ」
ジンペイ:「ジンペイだよ」
ジロウ:「ジロウだ」
ジンペイ:「今回は絵がありませんので、文章だけじゃわからないでしょうが何卒ご勘弁ください」
イシイ:「このステージでプレイヤーの戦艦の耐久力が50%あるか否かで次に進むステージが違います」
ジンペイ:「設定の関係上オレは50%以上あるステージへ進むが、ジェイの場合は説明したくない。理由は後日」
ジロウ:「増援を相手にするとしないでは支給されるモビルスーツが違います。断然増援を相手にした方がお得」
ジンペイ:「今回はこの辺だ」
イシイ&マサト&ジンペイ&ジロウ:「「「「次回も楽しみにしてください……」」」」








○次回予告らしきもの








イシイ:「イシイです」
マサト:「マサトだ」
ジンペイ:「ジンペイだよ」
ジロウ:「ジロウだ」
イシイ&マサト&ジンペイ&ジロウ:「「「「次回のガンダムパロディーシリーズ第二弾!! イシイとジンペイのGUNDAM TACTICS MOBILITY FLEET 0079録は!?」」」」
ジロウ:「ソロモン支援輸送部隊の護衛を命令を受けたオレ達はソロモンに向かう!」
マサト:「勿論、そうはさせじと連邦軍が立ちはだかる!」
ジロウ:「果たしてオレたちは無事新兵器を送り届けることができるのか!?」
イシイ&マサト&ジンペイ&ジロウ:「「「「次回! イシイとジンペイのGUNDAM TACTICS MOBILITY FLEET 0079録 第二十七話こと最終章第七話 『0079.12.15.グラナダ』!! ガンダムタクティクスー ゴー!!」」」」


<2017/3/14掲載>


――――――――――――――


GUNDAM TACTICS MOBILITY FLEET0079 SS

イシイとジンペイのGUNDAM TACTICS MOBILITY FLEET0079録・最終章・第七話・「0079.12.15.グラナダ」



 モビルスーツ開発研究室。
「ジロウ、これが貴官自作の偵察機の技術を導入して最新鋭モビルアーマーだ」
「ついに出来たのか…」
 研究員とジロウは三機のとあるモビルアーマーを見ながら話をした。
「ああ。名前もお前の推薦通りビグロマイヤーだ」
 ビグロマイヤー。型式番号はMA-05Mで主な武装はメガ粒子砲と対MS用ビーム砲。前者のメガ粒子砲はとても強力で2発受けて無事な連邦軍のモビルスーツはいない(ガンダムGダッシュはシナリオの都合上交戦しないため敢えて除外)。それゆえ「GUNDAM TACTICS MOBILITY FLEET0079」というゲームでは連邦ジオン含めて強力な機体との評判が高い。撃墜されるときは全身から火花が飛び散りながらというもの。「GUNDAM TACTICS MOBILITY FLEET0079」ゲームのOPでリック・ドム2機率いてガンダムGダッシュと交戦するが、先述した通りガンダムGダッシュとの交戦はないし、リック・ドム2機すら率いることも出来ない。リック・ドムⅡ2機なら出来るけどね。
「二機、いえ三機も開発したという事は開発部の評価はよかったという事ですか?」
「そうだ、ジロウ。話がある。戦争が終結した時でいいからモビルスーツ開発研究部に入ってほしい。貴官の力は我がジオンにこの先必要だ」
 開発部研究員の熱意にジロウは押されたが、口にするわけにいかず
「考えておきます」
と、だけ答え開発研究室を後にした。






 宇宙港にはザンジバルと2隻のムサイ後期型が停泊していた。
「待たせたな」
 ジロウが手を振って言うと、アニーは微笑み、報告した。
「これまでの戦績により新たな戦艦が配備されました」
 ザクⅠ4機がザンジバルを運び出し、別のザクⅠ4機がチベを運んできた。
「チベ……」
 チベの威容さに感動したジロウは感慨深げに呟いた。
「新たなモビルスーツが支給されました。ゲルググイェーガー1機とリック・ドム1機です」
 アニーの報告にゲイリーはおおっと感嘆の声を漏らした。
「新たなパイロットが配属されました。トム・ヤム・クン。以上です」
 アニーの紹介にトム・ヤム・クンはよろしくお願いしますと言ってビシッと敬礼した。
「では、ゲルググイェーガーとリック・ドムを積んでザクⅡを外して、ザクⅡ1機、高機動型ザクⅡ1機、リック・ドム3機、リック・ドムⅡ2機、ゲルググイェーガー1機の編成にした後、任務説明を聞くとしよう」






 チベのブリッジ内でジロウが通信を入れると、グラナダ司令の姿が映し出され、指令を伝えた。
「ソロモン支援輸送部隊の護衛を命令する。連邦の侵攻作戦が、ソロモンから開始される事がわかった。連邦の侵攻作戦に対抗する為に、ソロモンからは支援要請が来ている。グラナダとしては、第1次支援輸送部隊を編成する。新型モビルスーツ、モビルアーマーなどの支援物資を送る。貴官には、輸送部隊の護衛指揮官の任に当たってもらいたい。又、艦隊の移動に関しては、連邦の攻撃部隊による襲撃も考えられる。警戒を怠らないでもらいたい」
「了解しました」
 ジロウは通信を終えると、グラナダ司令は通信を切った。
「聞いての通りだ。これよりソロモンへ向かう!」
 ジロウの号令でチベを旗艦とするジロウ艦隊は出港し、途中輸送部隊と合流した。




 ソロモン宙域。
「敵艦隊捕捉!! 四方を囲まれました!」
 アニーが言うと、輸送艦隊艦長から通信が入った。
「すぐそこだってときに…こちら、輸送艦隊! Nフィールド方面から戦域を離脱する。なんとしても、積み荷をソロモンに届けなければならん!! たのむ、あいつ等をけちらしてくれ!」
「右舷より敵艦隊接近中!! さらに左舷及び後方より、高熱源多数接近中! 後続部隊の戦域到達まで、およそ1000!!」
 アニーが答えようとする前にレーダーを見て慌ててジロウに報告した。
(自艦が全速力で上方に向かってもどうせ追いつけないし、BC900を越えるころ敵第二艦隊が現れるので、右方、下方の守りを留守にするわけにも行かないし……)
 アニーの報告にジロウは内心舌打ちしたが、ある結論にたどり着いた。そう、今いる艦隊の大半を僚艦に任せようというのだ。
「ゲイリーはゲルググイェーガーに、ハニバルとアダムスキーはリック・ドムⅡに、トム・ヤム・クンとバクラスとボルガーはリック・ドムに、マイロは高機動型ザクⅡに搭乗し待機せよ。本艦は真右に動いてミノフスキー濃度2の領域に入ってからその領域の内側を通る感じで二時方向へ向かう!」






「目的地に着いたのでやる事なくなったな。なら主砲攻撃で入った敵を攻撃しよう」
「そうだな」
 2隻のムサイ後期型はサラミスを主砲で攻撃し、サラミス2隻を沈めた。
「艦長、サラミス2隻は沈みましたよ」
「そうか。ならお前は左下へ移動せよ」
 リックドムを搭載しているムサイ後期型の艦長から通信が入ったのでジロウはさらに指令を出した。








 BC900強。
「敵の増援です!」
「先にマゼランのモビルスーツ部隊を叩く! 出撃!」
 アニーの報告にジロウはパイロット達に出撃命令を出した。
 了解とパイロット達が答えたので、ジロウは更なる命令を出した。
「マゼランのモビルスーツ部隊を片付けたらサラミスのモビルスーツ部隊、サラミスの順に片付けろ!」
「少しでも後から続くマゼランを引き付ける為なんですね」
 ゲイリーが先回りをした。
「そうだ」
「聞いての通りだ。敵の増援を片付けるぞ!」
 ゲイリーの号令でパイロット達はジロウの命令を実行した。すると残った2隻のマゼランが戦線離脱行動をとり始めた。
「ハニバルとアダムスキー、逃げるマゼラン2隻を頼むぞ」
「「了解!」」
 ハニバルとアダムスキーのリック・ドムⅡはさっさと追いついて2隻のマゼランをジャイアントバズで沈めてしまった。




 
「サラミスが残ったか。じゃあ僚艦に…
「補給完了次第私達に追わせてください!」
 ジロウにハニバルが迫ってきた。
「わ、わかった……」
 彼に気圧されジロウは許可した。
 こうしてハニバルはゲイリーと共に2機のリック・ドムⅡでサラミスを撃墜したことで敵艦隊を全滅させたのだった。






「レーダーから敵艦の反応が消えました。宇宙軍司令から入電です」
 アニーの報告にジロウはホッとため息をついた。
「ソロモンから入航許可がでました。これより入航します」
 アニーが言うと、ジロウ艦隊と輸送艦隊はソロモンに入航した。
「我々が送り届けた新兵器ビグロマイヤーが役立つといいな」
「そうだな」
 輸送艦隊艦長の言葉にジロウは頷いた。自分が関わったとなれば尚更だ。
 とにかく、ジロウとそのクルーはチベから降りた。
「遠路はるばる御苦労であった」
 ドズルが出てジロウ達と輸送艦隊艦長を迎えた。
「閣下自らのお出迎え、恐悦至極に存じます」
 ジロウとクルー達は大慌てで敬礼した。
 そこへ1隻のザンジバルが入港した。
「ちょうどいい所へ来た。ジンペイ、短い時間だが久しぶりに友人と話をしたらどうだ」
 ジンペイが降りてきたところに、ドズルが声をかけた。
 ジンペイは「は、はい」と答えジロウを自分の部屋へ案内した。






 ジンペイの部屋。
 ジロウはジンペイと近況を話して笑みを浮かべた後、急に真剣な表情になった。
 彼の変化を不審に思い、ジンペイは尋ねた。
「もう、話の時間は終わりか」
「いや、お前に個人的に伝えたい事があって……」
 ジロウのその意味不明な言葉にジンペイはこれまでの雑談は本題に貼る前の心の整理だという事を理解し、無言で促した。
「オレが育てたモロー・バーやフランシス・バンシャ、そしてマーク・ヘルプリンとグレニス・エスコットが敬一が育てた部隊によって討ち取られた……」
 その言葉にジンペイははっと息をのんだ。彼もソロモンを出る前にジェイから自分が共にしたロバート・ギリアムが戦死したことを伝えられたからだ。ジロウが何を言いたいのか痛いほど理解できた。
「戦争で多くの人死んでいく可能性が高い事はわかっているのだが、いざ自分の事となると尚更いいものではないな。今いる世界のオレの関係者が昔いや元いた世界の関係者に殺されるのは痛烈な皮肉だ……」
と、ジロウは言った後、唾をぐっと飲み込み、吐き出すように言った。
「わがままを承知で言う。オレに関わった者が死んでいくような思いをさせないよう絶対クルー共々生き残ってオレに会いに来てくれ!」
「わかった。クルーを一人も死なせやしない!」
 ジンペイが真摯な表情で答えた。
「そろそろ時間だ。ジンペイ、いつか今回の話の続きをしような」
 ジロウはそう言って立ち上がった後、退出した。
「必ずや……生き残ってみせる!」
 一人残ったジンペイは自分に言い聞かせるように呟いた。






 ソロモンの宇宙港にジロウが戻るとクルー達とドズルと輸送艦隊艦長とソロモン司令が待っていた。
「ジロウ、ジンペイとの話は終わったのか」
「はい、ドズル閣下。色々とご配慮いただきありがとうございます!」
と、ジロウが答えたのでドズルは満足そうに頷き、言った。
「貴重なる支援に感謝する。キシリアにはそう伝えておけ。だが、ここまでごくろうだったな。このあたりは、どこもかしこも連邦がうろついておる。気を付けて帰れよ。以上」
 そこへグラナダ司令が宇宙港に通信を入れてきたので、皆びっくりした。
「評価は、サラミス4隻、マゼラン3隻、ボール4機、ザニー2機、ガンキャノン5機、コアブースター9機、ジム8機と以上の様になっている」
「ソロモンを出航します」
とアニーは大慌てで言うと、ジロウ艦隊と輸送艦隊はそれぞれの戦艦に乗って出航するのだった。



<参考画像>

第二十八話の話

ビグロマイヤー



○裏話もとい本当の設定紹介








ジンペイ:「ジンペイだよ」
ジロウ:「ジロウだ」
グラナダ司令:「久々のグラナダのイケメン、グラナダ司令だ!」
ジンペイ&ジロウ&グラナダ司令:「「「今回は特別編成でお送りします」」」
ジロウ:「攻略法については本編と同じ故に特にない」
ジンペイ:「元ネタに忠実にするためだからと言ってジロウがチベに乗る前にスコア発表する必要はないだろ。乗ってからでも遅くないだろ」
ジロウ:「オレもそう思う」
グラナダ司令:「出発前にスコア発表したら白けると思ってな。それ以前に私はグラナダのイケメンだ。それ位のお茶目は許される」
ジンペイ&ジロウ:「「………(汗)」」
グラナダ:「筆者の無能というメタ的な事をするわけにはいかないだろ」
ジンペイ:「その通りなんだけど……建前に聞こえるよなあ(ぼそり)」
ジンペイ&ジロウ&グラナダ司令:「「「次回も楽しみにしてください……」」」








○次回予告らしきもの








イシイ:「イシイです」
マサト:「マサトだ」
ジンペイ:「ジンペイだよ」
ジロウ:「ジロウだ」
イシイ&マサト&ジンペイ&ジロウ:「「「「次回のガンダムパロディーシリーズ第二弾!! イシイとジンペイのGUNDAM TACTICS MOBILITY FLEET 0079録は!?」」」」
ジロウ:「特務部隊護衛を命令されたチェン部隊は前回と同様、特務部隊と関連装備を積み、サイド6に向かった」
マサト:「サイド6が連邦軍についたために、敵として立ちはだかる!」
ジロウ:「果たしてチェン部隊は無事特務部隊を送り届けることができるのか!?」
イシイ&マサト&ジンペイ&ジロウ:「「「「次回! イシイとジンペイのGUNDAM TACTICS MOBILITY FLEET 0079録 第二十九話こと最終章第八話 『0079.12.18.グラナダ』!! ガンダムタクティクスー ゴー!!」」」」


<2017/3/14掲載>

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