猫々蹴球

ねこねこしゅーきゅー、と読むと大吉です。デレステブログになりつつありますが、アニメ感想と投稿SS、サッカーもありますヽ( ´▽`)ノ

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GUNDAM TACTICS MOBILITY FLEET0079 SS

イシイとジンペイのGUNDAM TACTICS MOBILITY FLEET0079録・最終章・第十三話・「0079.12.24.ソロモン付近」



 月方向Sフィールド外線にジンペイのチベが待機していたところにソロモン司令の通信が入った。
「艦隊司令本部から入電。要塞ソロモンは放棄される。脱出信号が発行された。我々は、出来るだけ多くの戦力を、戦域から脱出させなければならない。傷ついた戦力も出来るだけ脱出させたい。脱出作戦を敢行する。貴官らの艦艇には、脱出作戦のしんがりを務めてもらいたい。輸送艦隊、戦闘不能艦船が、戦闘地域から離脱するまで、敵の追撃を食い止めてもらいたい。連邦も傷ついており、掃討作戦に多くの艦艇を投入することは出来ない筈だ。無事の帰還を祈る」
「了解! これ以上味方を失うようなことはさせません」
「無事帰還した時は…それは後から話すとしよう」
 ジンペイの真摯な表情にソロモン司令は言いたい事があったが、個人的なことになると思い、「頑張れ」と言うと通信を切った。その後、短い間でありながら立場を超えた関係を築けることが時々あると、一人物思いにふけった。






 ソロモン宙域。
「敵艦隊接近中!! この戦域には、まだ戦闘不能艦2隻、輸送艦2隻が残っています。第2艦隊から連絡です」
 タカヒロが報告した時、第2艦隊旗艦艦長から通信が入った。
「我々の艦は、機関部に障害がある。脱出は無理のようだ。貴官は我々にかまわず離脱してくれ」
「やかましいッ!」
 第2艦隊艦長の弱気な発言にジンペイは一喝した。
「こっちは自らの意思で脱出するまでのしんがりを引き受けたんだ! 貴官らは我々を信じて離脱することに集中しろ!」
「りょ……了解。貴官の無事を祈る」
 第2艦隊艦長はジンペイに気圧されてそう答えると、通信を切った。
 ジンペイは一呼吸した後、命令した。
「出力を攻撃力80%、推進力100%にして、ミノフスキー領域内に移動。主砲の照準を我が艦に近いマゼランにあわせるように。マゼランを沈めた後は近い敵艦に主砲の照準をあわせろ」
「編成は?」
「ソロモン戦のときと同じシン・マツナガさんはビグロマイヤーに、私とボブはリック・ドムⅡに、ヨシダは高機動型ザクⅡに、スコットとニールとブレニフはザクⅡでいきましょう!」
 ジンペイが指令を出すまでもなくジョディがビンセントの質問に答えた。
「出撃のタイミングは俺が決める。リック・ドムⅡとビグロマイヤーは上のマゼランを攻撃、下のマゼランの移動地点に移動したら、攻撃力100%に変更し、そいつを沈める」
 ジンペイの命令に一同は「了解」と唱和した。






 近付くマゼラン1隻と3隻のサラミスのうち2隻をチベの主砲で沈めた後、ジンペイはリック・ドムⅡとビグロマイヤーに出撃命令を出した。
「では、なるべく多くの獲物を狩るとしますか。ジョディとボブはマゼランを沈めてくれ」
 そう言って、シン・マツナガは勢いよくビグロマイヤーで上のマゼランに向かっていった。
 ジンペイのチベが3隻目のサラミスも主砲で沈めた後、シン・マツナガが乗るビグロマイヤーはマゼランの近くで迎撃に来た敵モビルスーツ隊をみて立ち止まった。
「動かぬ私に攻撃を当てられぬとは相手は全員素人か……。前言通りマゼランは二人に譲るとしよう」
 シン・マツナガが呆れながら言った矢先、ボールが1機爆発四散した。
「そんなこと言わないでくださいよ、マゼランを一刻も早く沈めるのにあなたの力が必要ですから」
ボブはそう言いながら、リック・ドムⅡのジャイアントバズでさらにボールを1機倒した。
「そうか。君たちの好意に甘えるとしよう」
 シン・マツナガのビグロマイヤーは残ったボールを撃破した後、2機のリック・ドムⅡと共に再停止し、遠隔攻撃でマゼランを沈めると大急ぎでチベに向かった。






 しばらくして、ミノフスキー領域内にいた下のマゼランが姿を現した。
「残りのモビルスーツ隊全機出撃! 敵モビルスーツ隊を確認次第順次追い返せ! 我が艦も主砲で援護する!」
 ジンペイの指令にザク系のモビルスーツ隊が出撃すると、残ったマゼランもモビルスーツ隊を出撃して応戦した。が、ジンペイ隊はAceやVeteran揃いであり、マゼラン側はOfficerとNoviceしかいない。ジンペイ隊にたちまち撃破され、帰艦し、補給を完了したビグロマイヤーとチベの主砲でマゼランは沈められた。そこへ、リック・ドムⅡ2機が戻ってきた。
「レーダーから敵艦の反応が消えました。宇宙軍司令からの入電です」
 ジンペイがクルー達に労いの言葉をかけた時にタカヒロが報告した。すると、チベの艦橋のモニター画面にア・バオア・クー司令の姿が映し出された。彼はジンペイたちが敬礼したのを見届けた後で、自己紹介し伝えた。
「無事脱出ごくろうだった。ソロモンの陥落は、本国に何らかの決断をせまることになるだろう。ザビ家内部でも、和平交渉を考える向きもあるらしい…。我々ぐんじんにははかりしれない世界だが、任務の評価はサラミス3隻、マゼラン3隻、ボール6機、ザニー2機、コアブースター8機、ジム7機、ジムコマンド1機と以上のようになっている。貴官らには最後の決戦になると思われるア・バオア・クーに向かってもらいたい」
「ア・バオア・クーへ向かいます」
と、タカヒロが答えたので、ア・バオア・クー司令は通信を切った。
 それを確認したジンペイはクルー達に言った。
「みんな、これからオレは自室に籠る。今日一日中余程の事がない限り話しかけないでほしい」
 そして、自室に籠ると疲れて眠るまでオイオイ泣き続けるのだった。






 同じ頃、旧サイド1暗礁宙域では
「レーダーから敵艦の反応が消えました。宇宙軍司令からの入電です」
 ニャーが言うと、グラナダ司令の通信が入った。彼は自己紹介後、今後の指令を伝えた。
「ご苦労だった。ソロモン放棄とドズル閣下の死はジオンにとって大きな損害だったが、ジオン公国は負けたわけではない。宇宙要塞ア・バオア・クーにて統一軍が編成されることになった。貴官らの部隊にも赴いてもらう。では戦場で待っている。なお今回の任務の評価はサラミス2隻、マゼラン2隻、コロンブス2隻、ボール8機、ガンキャノン2機、コアブースター1機、ジム7機、ジムコマンド2機と以上のようになっている」
「ア・バオア・クーへ向かいます」
と、ニャーが答えたのでグラナダ司令は通信を切った。
「ア・バオア・クーに向けて全速前進!」
 ジェイが号令をかけるとジェイ艦隊がア・バオア・クーへ向かった。その中、ジェイはどうでもいい事を内心思った。
(グラナダのイケメンは余計だろ)






 12月26日。
 木星航路ではゼンのペガサスが見廻りをしていた。
「司令部より入電、「12.25. ソロモン陥落、貴官には引き続き、木星航路の防衛を行ってもらいたい。以上」」
 ピクサルの報告にゼン達は歓喜に沸いた。勿論、ヤザンやベン以外変なポーズを取りながらである。






 ソロモン。
「ヒロウ~」
 ヒロウを見た短めのブロンドヘアの美女が彼に抱きついてきた。
「僕も会いたかった」
 ヒロウも彼女を抱きしめ返した。因みにその人は女性の輸送艦隊司令(第1章・第十話・「0079.10.20.サイド7」参照)である。
(あいつ、いつの間に……)
 見たイシイはこっそりとその場を後にした。
「オレにはオレの秘密があるようにあいつにも秘密があって当然……」
 イシイがボソリと言って歩いた時、マサトと出会った。
「敬一、無事か」
 マサトはイシイを見るなり声をかけたので、イシイもサムズアップで返した。
「奇跡的にモビルスーツ隊だけでなく作業員もピンピンしてますよ、マサトさん」
「あの激戦で一人でも自分の部下が殉職しなかったのは確かにすごいよ。オレの部隊は対要塞兵器の護衛だから全員生きて帰ったが…。そこは自慢してもいい」
と、マサトがイシイの右肩をポンポン軽くたたきながら言ったので、イシイも照れ笑いした。
「そんな君に何よりの情報だ」
 訳ありな笑みを浮かべながら言うマサトにイシイは不思議そうに反応した。
「次の作戦、ア・バオア・クー侵攻のときにオレはお前と共に遂行することになった。よろしく頼む」
 その言葉を聞き、彼とは友達ではないがある意味心を許せる人と共に戦えると思うと、イシイの胸に熱いモノがこみ上げてくるのだった。



<参考画像>

第三十四話の話





○裏話もとい本当の設定紹介








イシイ:「イシイです」
マサト:「マサトだ」
ジンペイ:「ジンペイだよ」
ジロウ:「ジロウだ」
ジンペイ:「今回は久々にわかるな」
 ジンペイの言葉に3人とも頷いた。
イシイ:「でも次回はかーなーり杜撰なんだな」
マサト:「ネタバレするな(汗)」
イシイ&マサト&ジンペイ&ジロウ:「「「「次回も楽しみにしてください……」」」」








○次回予告らしきもの








イシイ:「イシイです」
マサト:「マサトだ」
ジンペイ:「ジンペイだよ」
ジロウ:「ジロウだ」
イシイ&マサト&ジンペイ&ジロウ:「「「「次回のガンダムパロディーシリーズ第二弾!! イシイとジンペイのGUNDAM TACTICS MOBILITY FLEET 0079録は!?」」」」
イシイ:「ソロモンからの脱出艦艇による木星航路の通商船に対する破壊活動が続いていた。だとすると、木星航路からのヘリウム3の供給が絶対条件の連邦にとっては死活問題だ! 果たしてゼン部隊は木星航路で破壊活動を続けているソロモンからの脱出艦艇を退治できるのか!?」
マサト:「実質ゼン部隊の物語の最終回だ」
ジンペイ:「まあ、あいつらは決戦には参戦しないからな」
イシイ&マサト&ジンペイ&ジロウ:「「「「次回! イシイとジンペイのGUNDAM TACTICS MOBILITY FLEET 0079録 第三十四話こと最終章第十四話 『0079.12.29.木星航路』!! ガンダムタクティクスー ゴー!!」」」」


<2017/05/18掲載>


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GUNDAM TACTICS MOBILITY FLEET0079 SS

イシイとジンペイのGUNDAM TACTICS MOBILITY FLEET0079録・最終章・第十四話・「0079.12.29.木星航路」



『ソロモンからの脱出艦艇が、木星航路の通商船に対する破壊活動をしている連絡があった。これが本当だとするとジオン軍は、南極条約を無視し、破壊に出てくるかもしれない。ジオンはグラナダとサイド3に、ヘリウム3を大量に備蓄しているとの事ではあるが、我が連邦軍は星1号作戦のため、サイド7とルナ2の備蓄は底をついている。作戦遂行の為には木星航路からのヘリウム3の安定供給が絶対条件なのだ。ニワトリ小屋に紛れ込んだ、キツネを退治してもらいたい。以上』
 司令官の任務を思い出し、ゼンは思わず口に出してしまった。
「人が目を離したすきにテロとは……。だからジオンは許せないんだよ!」
「変なポーズをしろとテロ紛いの事を要求するあんたが正論言うと説得力失くしますよ」
 ヤザンが小声でツッコミを入れたが、ゼンに聞かれてしまった挙句睨まれたので固まってしまった。






 木星航路。
「艦影発見! ヘリウム輸送船団のものとは違います! ムサイ級、多数! 増援要請を本部に発信… 増援到着時刻は0300後になります!」
 ピクサルの報告にゼンは「わかった、それまで持ち堪える」と言った。
「見た所ムサイ3隻、ムサイ後期型1隻だ。ムサイ後期型が旗艦とみた。そいつを叩いたら戦線離脱するだろう」
「わかった。ヤザンとベンとモチヅキはガンキャノンに、デイルはジムコマンドに、アイバンとトミーはジムに、ランディとジェームズはコアブースターに乗って出撃! 我が艦は左に移動する!」
 ヤザンの提案をゼンは受け入れ、パイロット達に指示を飛ばした。
 ヤザンとベンを除くゼンのモビルスーツ部隊は変なポーズを取りながら出撃するので、敵艦隊の旗艦のモビルスーツ部隊隊長とも思しきVeteran乗りのリック・ドムは硬直し、集中砲火を受けてしまった。
「こ…こいつらが変なポーズを取りながら戦う噂の病人部隊か……。ふ、不覚」
「オレは病人じゃねェ!」
 怒り狂ったヤザンのガンキャノンのキャノン砲による砲撃でVeteran乗りのリック・ドムは撃破された。
「全くだ。己らの狂人ぶりを棚に上げて病人扱いとは最低だ」
 ゼンのセリフにヤザンは「お前のせいだ」とツッコミたかったが、彼の声から何かしら威圧感が放たれたので、怒りを敵にぶつけることにした。
「変人連中の相手はイヤー!」
 あろうことかゲームどころか戦場ではありえないジオン艦隊は敵前逃亡を開始した。
「か、艦長逃げましょう! 相手は連邦一の狂った部隊です!」
「そ、そうだな。旗艦が不意打ちで撃沈されたので止む無く逃げたと言えば上司つまりア・バオア・クー司令も納得してくださるだろう。現に旗艦であるムサイ後期型も沈もうとしているじゃないか!」
 とあるムサイの艦長はモビルスーツパイロット達の意見にあっさりと従った。






 BC1500。
「敵の増援が現れました!」
 ピクサルの報告にゼンは舌打ちした。ヤザンのガンキャノンが独断でムサイ後期型を撃ち落としているという腹正しい所に悪い状況が重なったからだ。本来なら敵側であるジオンにとっては好機であるはずなのだが何故か攻撃を仕掛けないどころか動かない。
「や、奴らだ! みんな、この艦を放棄する! こんな奴らと戦ったら俺たちの精神がおかしくなってしまう! 大至急戦線離脱だ!」
「か…艦長! 流石です」
 敵第二艦隊旗艦もといもう一隻のムサイ後期型の艦長の無責任極まる発言に心底感動するクルー達。
「勿論私は近くのムサイに移動する! その後10秒後に自爆するようセットしておけ! 急げ!」
「了解!」
 敵第二艦隊旗艦の部隊は隣のムサイに大急ぎで移動すると艦長の命令通り自分の戦艦を自爆させ、脱兎のごとく戦線離脱した。その意味不明な行動にゼン部隊は呆気にとられた。
「レーダーから敵艦の反応が消えました。宇宙軍司令からの入電です」
 ピクサルが言うと司令官の通信が入り、棒読みで伝えた。
「あのソロモン戦を生き延びてきた艦隊だ。さぞかし、手ごわい相手だったろう。残念だがいたしかたあるまい。戦争が終われば、この木星航路にも平和が訪れるだろう」
「わかりました。このゼン・ミサワ、引き続き木星航路の防衛を行います! ですので…」
 ゼンが言いかけると、司令官はわかったと通信を一方的に切った。
「さあ、ヤザン君。私の命令を無視したらどうなるかわかっているよね」
 ゼンはそう言うと、笑顔でヤザンに迫ってきた。ゼンの目がすわっているのでヤザンの全身から大量の汗が流れ出た。
 それから戦争が終わるまでの間、ヤザンの恐怖に満ちた悲鳴がペガサス中を響き渡ったという。






 一方、ジオンの第一艦隊と第二艦隊計6隻のムサイはア・バオア・クーへ向かっていた。
「はぁ~、助かったよ。あんなトチ狂った連中が木星航路を防衛していたなんて思わなかったよ」
 ジオンの第一艦隊の某ムサイの艦長がボソリと漏らしたとき、何者かの通信が入った。
「同感だ。君たちが余計な事をしなかったら、あんな連中の援護を我々はしないといけなくなったじゃないか……」
 ムサイの艦長が何事かと周辺を見回すとガンキャノンが自分たちの艦橋に向けてビームライフルの狙点を定めると、
「余計な仕事を増やした報いだ!」
 ガンキャノンのパイロットは怒りが混じった声で言うと、ビームライフルでムサイを撃沈した。他のムサイもジムコマンドやジム、そしてコアブースターやザニーが艦橋やエンジンといった急所を攻撃することで全滅したのだった。




<参考画像>

第三十五話の話







○裏話もとい本当の設定紹介








イシイ:「イシイです」
マサト:「マサトだ」
ジンペイ:「ジンペイだよ」
ジロウ:「ジロウだ」
ジンペイ:「ジオンのモビルスーツが出てこないわけでもないのに、強さが分からないって不十分もいい所だよ」
ジロウ:「そういうな。その当時の筆者の調べの限界なんだ」
イシイ:「という訳で、オペレーターのセリフも兼ねてジオン側の旗艦がやられたら即戦線離脱の言い訳駄文として書きました」
マサト:「攻略法をザッと紹介すると、最初にプレイヤーの戦艦を左側に移動しながら迫ってくるジオンのモビルスーツを全滅させ、援軍が現れたら旗艦をつぶして戦線離脱行動をとらせるのが基本です。攻略サイトじゃないので他にもあるだろうと思った方は攻略法を探すなり専門サイトをご覧ください」
イシイ&マサト&ジンペイ&ジロウ:「「「「次回もお楽しみに~」」」」








○次回予告らしきもの








イシイ:「イシイです」
マサト:「マサトだ」
ジンペイ:「ジンペイだよ」
ジロウ:「ジロウだ」
イシイ&マサト&ジンペイ&ジロウ:「「「「次回のガンダムパロディーシリーズ第二弾!! イシイとジンペイのGUNDAM TACTICS MOBILITY FLEET 0079録は!?」」」」
ジロウ:「チェンは木星航路までに後の宇宙世紀史に関わるあるお方が乗った輸送艦隊の護衛を命ぜられた! だが圧倒的数が多い連邦の艦隊が待ち構えていた。チェンは輸送艦隊を守り抜くことが出来るのか!?」
ジンペイ:「あるお方って、オレはわかってるがな……」
イシイ:「ゼンに続いてもう一人の艦長の戦いが終わりを告げる」
イシイ&マサト&ジンペイ&ジロウ:「「「「次回! イシイとジンペイのGUNDAM TACTICS MOBILITY FLEET 0079録 第三十六話こと最終章第十五話 『0079.12.30.グラナダ』!! ガンダムタクティクスー ゴー!!」」」」


<2017/05/18掲載>


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GUNDAM TACTICS MOBILITY FLEET0079 SS

イシイとジンペイのGUNDAM TACTICS MOBILITY FLEET0079録・最終章・第十五話・「0079.12.30.グラナダ」



 話は一日前に遡る。テキサスコロニーでの戦闘でテキサスコロニーを出港するシャアのザンジバルを阻む。
「敵は一隻だ、よーく狙え! すぐにホワイトベースも応援に来てくれる。それまで持たせるんだ!!」
 ワッケインが指示を送ったものの……乗艦のマゼランを撃沈され戦死した。








 グラナダでのチェンのチベが停泊している宇宙港に高機動型ザクⅡ1機と、ザクⅡ1機とチェン部隊があった。
「新たなモビルスーツが支給されました。高機動型ザクⅡ1機と、ザクⅡ1機です」
「新品の高機動型ザクⅡを最初に支給された高機動型ザクⅡと交換し、リック・ドムⅡ4機、リック・ドム2機、高機動型ザクⅡ2機の編成にした後、作戦会議だ」
 スカイラの報告を聞いてチェンは即決した。






 それからしばらくしてチェンはチベの艦橋にあるモニター周辺に隊員が全員集まったのを確認した後、回線をつなぐとグラナダ司令の姿が映し出された。
「貴官の艦艇修理は無事完了した。連邦による侵攻作戦の次の矛先は、ア・バオア・クーだ。キシリア司令の増援艦隊も、ア・バオア・クーに向かわれた。参加できなかったことは残念だった。巷では、これが最後の戦いになると噂されているが、例えこの戦いで敗れても、本国と、ここグラナダの戦力を併せれば、逆襲も可能な戦力はある筈だ。戦いはまだ続く・・・。貴官には命令が下っている。木星航路まで輸送艦隊を護衛してもらう。ヘリウム3の輸送船団を装うが、目的地は採取基地ではないらしい。極秘作戦の為、作戦中に命令が下る事になっている。輸送船には偉い方が乗っておられるようだ」
「偉い方とは……」
「それは後で説明する。木星航路とはいえ、護衛先を間違えるな。あの連邦の頭のおかしい部隊がいない地域だぞ」
 グラナダ司令のその説明にチェンは苦笑した。頭のおかしい部隊それはゼン部隊のことである。
「必ずや任務を果たしてごらんに入れます」
 チェンが言うと、グラナダ司令からの通信が切れた。
「では、木星航路内での目的地へ出発!」
 チェンの号令でチベは輸送艦隊を伴って目的地へ向かった。






 木星航路。
「連邦の艦艇らしき艦影発見! 艦型の種類などは不明、まだこちらに気がついていない模様です」
「わかった。ロベルト、エリックとコッセルとロンメルはリック・ドムⅡに、クルトとスミノフはリック・ドムに、ジョージとヴォルフガングは高機動型ザクⅡに搭乗し、出撃! ロベルトはマゼランを攻撃し残りは我が艦に突っ込んでくる敵モビルスーツ部隊の母艦を攻撃せよ! 我が艦の出力配分を推進力100%、攻撃力80%にし、味方第二艦隊のすぐ横を上がってゆけ!」
 スカイラの報告を聞いたチェンはすぐさま指示を飛ばした。
「敵艦隊の多さに動揺すると思いましたが、そうじゃなくて安心しました」
「ジロウさんじゃありませんが、戦いとは、常に二手三手先を読んで…と誰かが言ってましたから」
 チェンの言葉にスカイラは頷いた。






 一方、ソロモンでは
「ワ…ワッケインさんが……」
 そう言ってマサトが食事中に倒れたので隣にいたイシイとフランソワが大急ぎで医務室に運んだ。 「ワッケインがテキサスコロニーでの戦闘で戦死」の報告を聞いたからだ。彼にとってワッケインは今いる世界では恩人みたいな存在。そんな人がいなくなるとショックは大きいというもの。






 BC1000のチェンと輸送艦隊がいる木星航路ではロベルトを除いた部隊は迫ってくるVeteran乗りのジム1機とガンキャノン2機を撃破し、その母艦であるサラミスをチベの主砲と絡めて撃破した。
「よくやった! 即帰還し、次の攻撃に備えて修理と補給を済ませろ!」
「了解しました」
 チェンの命令に従うモビルスーツ部隊。
 同じ頃、マゼランへ向かわせておいたロベルトのリックドムⅡが攻撃を始めたので、チェンはその地点より真上に移動を命令し、マゼランの近くのサラミスへの攻撃をしやすくしておいた。
「どういう訳か攻撃してこないぞ。まあいいや、そのチャンスを存分に活かさせてもらおう!」
 そう言って、ロベルトはマゼランを攻撃し、BC750でマゼランを撃沈した。








 その頃、レビル将軍指揮する地球連邦軍艦隊はア・バオア・クーに対する第三戦闘ライン上に集結しつつあった。ここに至り、レビル将軍は攻撃目標を示した。ア・バオア・クーを抜きジオンに進攻する、と。だが、そのレビル将軍のマゼランの前に後部の8つの球形タンクの艦首に大きく黄色いジオンの紋章が象られているのが特徴の先の尖った赤い艦体が現れ、通信してきた。
「デギン公が和平交渉を、と」
との連邦士官の報告にレビルは頷いた。
 しかしちょうどその頃。
「ア・バオア・クーのギレンである。ソーラ・システム最終目標を伝える。敵のレビル艦隊の主力は三つの隊に分かれてはいるものの、ソーラ・レイ、ゲルドルバ照準に合わせれば敵主力の三分の一は仕留められるはずである。ソーラ・レイシステム、スタンバイ」
「了解であります」
と、ギレンの指示にアサクラは従い、兵士に指示を出した。
「ソーラ・レイシステム、スタンバイ」
「発電システム異常なし。マイクロウェーブ送電良好。出力8500ギルガワットパーアワー」
「発射角調整、ダウン012、ライト0032」
「基本ターゲット、ゲルドルバ」
「825発電システムのムサイ、下がれ。影を落とすと出力が下がる」






 後部の8つの球形タンクの艦首に大きく黄色いジオンの紋章が象られているのが特徴の先の尖った赤い艦体もといグレートデギン内部ではジオン公王デギン・ソド・ザビが呟いた。
「これで和平が……」
「デギン公王」
 ジオン兵が言うので、「なにか?」とデギンが尋ねた時、眩い光が自分たちに向かってくる……いやソーラレイが自分にまで照射された!
 その様子をとある部隊が見ていた。そのパイロットの一人であるアムロは叫んだ!
「だ、駄目だ、前へ進んじゃ駄目だ。光と人の渦がと、溶けていく。あ、あれは憎しみの光だ」
 彼の叫びが届く訳もなく、ジオンのソーラレイは連邦艦隊とデギン公王を焼いた。
「なんだ? あの光は」
 アムロが所属している戦艦の艦長ブライトが尋ねた。
「レビル艦隊の主力部隊のいる所よ」
「ぜ、全滅じゃないけど、ぜ、全滅じゃないけど」
と、ミライの報告にアムロは中々言いたいことを言い出せずにいた。






 場面はチェンと輸送艦隊のいる木星航路でかつBC900に変わる。
「修理・補給は済んだか?」
「完了しました。七機全て出撃可能です!」
 スカイラの報告を聞いたチェンの命令でモビルスーツ部隊は出撃した。すると、サラミスからVeteran乗りのジム1機、ザニー2機が出てきた。
「やはり迎撃のモビルスーツが出てきたか。なら、高機動型ザクⅡを囮にし、リック・ドム系で仕留める戦法で撃破する!」
「お任せください! こんな奴ら敵ではありません!」
 コッセルの言葉通り敵のモビルスーツ部隊は敵ではなくあっさり撃破し、サラミスもチベの主砲との組み合わせで沈めた。その間にロベルトのリック・ドムⅡが帰艦した。
「次に前のサラミスとマゼランを大至急攻撃!」
「わかりました!」
 ロベルトを除くモビルスーツ部隊は大急ぎでサラミスとマゼランを攻撃し、BC1100で撃沈した。
「よくやった! 帰艦し、修理・補給をしろ! 我が艦は推進力100%で上方へ移動!」
 チェン部隊はチェンの命令に従った。






 同じ頃ソロモンの医務室。
 マサトの看病をしているイシイとフランソワの元に一人の連邦軍の士官が泡を食って飛び込んできた。病人に気を遣う余裕がないのだろう。
「た、大変だァ! レビル将軍率いる艦隊がジオンのソーラレイシステムで焼かれたことによって連邦軍は戦力の約3分の1を失った!」
 その報告にフランソワは顔面蒼白になり、イシイは渋面を浮かべた。悪い事に悪い事が加奈らるものだと。
「二人とも、心配かけたな」
 士官の報告を聞いたのかマサトは目を覚ますと、イシイとフランソワに礼を言った。
「次の作戦、どうします? 何なら私が艦長代理として……」
「ダメだ! オレは参加する。世話になったワッケインさんに続き、レビル将軍まで殉職したとなると彼らの為という訳ではないが、自分へのケジメとして参加しなければならなくなった!」
 フランソワが言いかけたのをマサトは遮った。
「マサトさん、絶対に勝ちましょう!」
 イシイがマサトの手を両手で軽く握るとマサトも握り返した。
「2時間後に軍議です」
「わかった。すぐ行くから先に行ってオレも参加することを皆に伝えてくれ」
 退出しながらも、イシイは軽く手を挙げてマサトの要望に応じた。
「マサト……」
「フランソワ、無茶はしないよ。君も先に行って皆にオレは必ず来ると伝えてくれ」
 マサトの真摯な眼差しにフランソワも思わず頷き、言うとおりにした。






 場面は再び輸送艦隊のいる木星航路でかつBC1800に変わる。
「皆、最後の戦いだ、気を抜くなよ」
 チェンの激励を受け、モビルスーツ部隊はサラミスに向かって出撃した。サラミスからモビルスーツ部隊が出たが、その先頭のジムコマンドは同じVeteranの遠距離攻撃が当らない。しかし、Aceの攻撃にはたまらず逃げた。
「こうなったらこっちのものだ! 残りのガンキャノン、ボール、サラミスの順に屠って終わりだ!」
 ロベルトのセリフと共にモビルスーツ部隊は敵部隊を全滅させたのだった。






「ソーラ・レイ、ゲルドルバ照準で発射されました」
「な、聞いたろ?」
「あ、ああ」
「おい、レーザーセンサーの方はどうなんだ?」
「ああ、聞こえていたがな。そっちでも聞けたか?」
「どういうことなのか。第二戦闘配備中である、不明瞭な会話はやめよ」
 キシリアが兵士たちの会話を制止した。
「グレートデギンの識別信号がゲルドルバの線上で確認されたのですが、どうも」
「グレートデギンが?」
 兵士のこの報告にキシリアは眉をひそめた。
「はい。しかも敵艦隊の主力とまったくの同一地点であります」
「グレートデギンの出撃の報告はあったのか?」
「いえ」
「わかった。敵の残存兵力の監視を。おそらく半分沈んだとは思えん」
と、キシリアは兵士に命じたものの
(グレートデギンが……。妙な)
と、不審に思った。






 ソロモンにあるイシイ&マサト艦隊が停泊している宇宙港。
「待たせてすまなかった。早速始めよう」
 マサトがやって来た。
「我が部隊にガンダムGダッシュが1機、イシイ部隊にジムコマンド1機とガンキャノン1機が支給されました」
「おお、ついに我が部隊にあの最強モビルアーマーが支給されたのか」
 フランソワの報告にシャルルが歓喜の声をあげた。
「じゃあ、オレはコアブースター2機外して、火力重視でジムコマンド1機、ジム2機、ガンキャノン5機でいく」
 イシイは即決し、ディックに命じた。
「我が部隊の編成はボール1機外してガンダムGダッシュ1機、ジムコマンド1機、ガンキャノン2機、コアブースター3機、ボール1機だ」
 マサトはアルビンに言うと、アルビンは彼の命令に従った。






「次は作戦会議だ」
 マサトは言うなり、部隊を率いてペガサスに入り、艦橋内のモニター画面に通信を入れた。
「マサト、大丈夫か。貴官はワッケインの死に非常に動揺したと聞いているが」
「ただの睡眠不足ですよ。ひと眠りしたらこの通りスッキリしました」
「そうか。私の勘違いでよかった」
 お道化た返事とは裏腹に本当は彼はワッケインの死を未だに引き摺っていることを感じながらも司令官はそう答えると、イシイとマサトの艦隊に命令を出した。
「ジオンのソーラレイシステムは、第1連合艦隊を壊滅に陥れた。連邦軍は、戦力の約3分の1を失ったが、上層部はア・バオア・クー侵攻を、強行することを決断した。我々は、星一号作戦を遂行する。来たるべき平和の為に・・・・」
 イシイとマサトの艦隊は全員敬礼した後、「了解!」と敬礼して勇ましく応えるのであった!






○裏話もとい本当の設定紹介








イシイ:「イシイです」
マサト:「マサトだ」
ジンペイ:「ジンペイだよ」
ジロウ:「ジロウだ」
ジンペイ:「本編の意味不明な文章を読んだ限りこれって……(汗)」
ジロウ:「ああ、その通りだ。図はないので解り辛いでしょうが、今回に続いて次回もそうです。読者の皆様、どうかご容赦を~」
イシイ&マサト&ジンペイ&ジロウ:「「「「次回もお楽しみに~」」」」








○次回予告らしきもの








イシイ:「イシイです」
マサト:「マサトだ」
ジンペイ:「ジンペイだよ」
ジロウ:「ジロウだ」
イシイ&マサト&ジンペイ&ジロウ:「「「「次回のガンダムパロディーシリーズ第二弾!! イシイとジンペイのGUNDAM TACTICS MOBILITY FLEET 0079録は!?」」」」
ジロウ:「ア・バオア・クー支援作戦を命令されたオレ達ジロウ艦隊。途中、連邦の待ち伏せを受けたキシリア直属艦隊旗艦グリフォンの離脱の支援をしなければならなくなった! 果たしてその任務を果たすことが出来るのか!?」
イシイ:「次回はアヴァも出るぞ」
ジンペイ:「あの小うるさい奴かよ……」
イシイ:「ああ」
イシイ&マサト&ジンペイ&ジロウ:「「「「次回! イシイとジンペイのGUNDAM TACTICS MOBILITY FLEET 0079録 第三十七話こと最終章第十六話 『0079.12.31.グラナダ』!! ガンダムタクティクスー ゴー!!」」」」


<2017/05/18掲載>

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