猫々蹴球

ねこねこしゅーきゅー、と読むと大吉です。デレステブログになりつつありますが、アニメ感想と投稿SS、サッカーもありますヽ( ´▽`)ノ

才条 蓮さんの投稿SS20

機動戦士ガンダムSEED DESTINY SS

『ロールキャベツが食べたい』



「………………………。」



「どうした?ザフトの坊主。食べねえのか?」


「いえ。食べます。」


俺…アスラン・ザラは再びキラたちの下へ戻った。

議長の言うことが正しいと思えなかったから。

だから、ここ。

アークエンジェルに戻った。


ここにはキラがいて、カガリがいて願ったり叶ったりな場所である。


そして、戦う信念もある。


もう迷うこともない。


何ひとつ不満もない。



しかし、敢えてひとつ不満を言おう。





















…………なぜ、食事が和食ばっかりだ?
























現に今テーブルに置かれている食事も『天ぷらうどん』という食べ物らしい。

確かにおいしい。

和食も嫌いでないので、食も進む。


しかし、和食だけはいかがなものか。




ズズズズズズーーーーーーー!!




マードックさんが思いっきり麺をすすっている音がする。


ここまでしてくれると気持ちが良い。

いかにもアークエンジェルっぽいものだと思う。

それもいい。


勿論、和食も欲しい。


しかし……






しかし……





しかし…


















ロールキャベツが食べたい。























ミネルバでは毎日のように頼めたというのに、ここでは毎日のようには食べれない。

基本的に和食が多いのだ。


こういうときはミネルバのロールキャベツが恋しくなってくる………。


俺の大好物のロールキャベツが食べれないことは隣にキラがいないぐらい苦痛だ。


というか、俺の苦痛の比較対照は全てキラか?

「はあ…。」


「ほら!さっさと早く食べろ。」


「はい。」


「全く…これだから坊主は……。」


「…………。」



……確かにあまり反論できない。


多分、ここで……


『ロールキャベツが食べたくて、食が進まないんです』


なんて言おうものなら、この人に永遠に『ザフトの坊主』と呼ばれること間違いなしだ。



仕方ないので食べる。



ずずず~~~。




ずずず~~~~~~~~~ずず~~。





ずずずずずずずずずずず~~~~。





どうせこんな食事にしたのはラクスだろう。


今度ラクスに言ってみようか。




………いや、まず言っても聞く訳がない。


大体俺が言って聞いた試しがない日本至上主義のあのラクスだ。


返り討ち間違いなしだ。



誰かに頼んでみようか……。













カガリとか……。


…………いや待て。


『はあ?何で私がそんなもの作らないといけないんだ?』

などと言われるだろう。

大体カガリに料理が作れるかどうかも怪しい。


日本語が母国語のオーブ出身のカガリだから作れんとか言いそうだしな。













………ラクスとか。


『あら?だったらザフトに戻ったらいかがです?へタレのアスラン・ザラ。』


…却下だ。


大体、元凶が彼女なのになぜ頼む?








………ミリアリア。


頼むとロクでもないこと頼まれそうで嫌だな。





………………。





………。







……。












「メイリン……。」


「あ、はい!」


「料理出来るか?」


「ま…まあ、それなりには…。」


「……ロールキャベツが食べたい。」


「あ、はい!それはもう喜んで!!」



………なんかメイリンに逃げていないか?


これだから、へタレとか坊主とか呼ばれるのかもしれん……。





                      (終わり)

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