猫々蹴球

ねこねこしゅーきゅー、と読むと大吉です。デレステブログになりつつありますが、アニメ感想と投稿SS、サッカーもありますヽ( ´▽`)ノ

才条 蓮さんの投稿SS33

機動戦士ガンダムSEED DESTINY SS

『戦いの意味』 第1話



『艦隊司令部から入電。現在、ステーションワンにて守備艦隊とAA・エターナルが交戦中。ミネルバはこれの支援に』





……………また戦闘か。


連絡を受けたときはそのようなことしか考えられなかった。


パイロットスーツに着替えて、ヘルメットの準備をする。


そして、戦闘状況のチェックを行う。


艦長の指示に従う……。


いつも戦闘前にやっている行為。












昔はもっと何も考えずに戦っていたような気がするんだけどな……。






昔はもっと高揚感があったような気がする。


ドキドキしながらも、ワクワクもしていたような気がする。そんな感じでやる気があったような気がする。


そして、もっと名誉欲…というのだろうか、戦闘で活躍しよういう意気込みがあったような気がする。


たくさんの敵を倒したい。


戦いの勝敗に関わる重要な任に着きたい。


そうして、もっと意気揚々と戦いに臨んでいたはずだ。











……今ではそのようなモチベーションになることなどなかった。



あるのは本当に戦っていいのかという心情。


これ以上戦って何になるのかという疑問。


そんな中途半端な思だったが、私は状況に流されるままに戦っていた。



















……思えば、いつからこんなに中途半端な思いで戦いに臨むようになっていったのか……。

……理由なんて分かりきっている。

妹とアスランがいなくなってからだった。













……妹とアスランが脱走したという情報を聞いたときは正直信じられなかった。

アスランは確かに議長や議会のやり方に不満を持っていたがまさか脱走するとは思わなかった。

だが、まだ理解はできた。






…しかし、何でメイリンまで脱走したのか。

いまだに理解ができなかった。

それなのに、写真や映像では明らかにメイリンは脱走の手伝いをしていた。

メイリンの部屋からのホストへのクラッキング。

映像ではメイリンとアスランが手を取り合って逃げているシーンばかりだった。

アスランはメイリンに対して人質だとかそういう扱いはしてなかった。

明らかに、アスランの手助けをしていた。


…ザフトから聞かされたのを聞くと、アスランがメイリンを唆して一緒に脱走したらしい。














………裏切られた。


自分の心の中でそう思った。


二人はそこまで関係は深かったのだろうか。


……メイリンは私や家族や軍人という立場を捨ててまで…例え唆されたとしても…アスランと一緒にいたい思うぐらいまで。


……アスランはメイリンを命をかけてかばい、手を差し伸べるぐらいまで。





二人は私に隠れてそんな関係を築いていたのだろうか…。


私とメイリンは姉妹なのに。


アスランのことだって、ミネルバで一番親しくしていた気になっていたのに。


それなのに、二人は私の思いなどお構いなしにどこかに行ってしまった。


完全に私のことなど無視して。





私の二人を大切に思っていた気持ちを裏切って、あの二人は脱走したのだ。












………そんなことを考えれば考えるほど、二人のことを怪しく思ってしまい、憎く思ってしまう自分がいた…。




















…警報。


戦闘区域に到着したらしい。



私はモビルスーツのコクピットへと向かう。



……戦いの意味も何も分からないまま。
















「ルナマリア・ホーク。コアスプレンダー、行くわよ!」



                       (続く)

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