猫々蹴球

ねこねこしゅーきゅー、と読むと大吉です。デレステブログになりつつありますが、アニメ感想と投稿SS、サッカーもありますヽ( ´▽`)ノ

才条 蓮さんの投稿SS43

機動戦士ガンダムSEED DESTINY SS

『戦いの意味』 最終話



…光る閃光。


それは私に向かって駆け巡っていた。



運命という名のガンダムの掌が放つ光の閃光。










それが私のもとに………!!!



















その瞬間、私の目の前に赤い機体が出てきた。








…ジャスティス!?







正義という名のガンダム。


それが正しきものだと信じる機体。


そして……それだけの強固な意思が混在するもの。










ジャスティスはデスティニーの掌から放つ光をビームシールドで受け止める……!!















………飛び散る光と熱。







それがこの漆黒の空間で飛び散っていた。


私の目の前で。


それがこの漆黒の空間で繰り広げられる機械仕掛けの人形の営み。



これの光の閃光が戦いの全てを表現をしていた。

















…………アスランが私を………。




『俺は戦いたくないといっているだろう!!』



アスランの声が木霊した。


アスランの強い強い意思。


もう誰を憎んでも誰を倒しても意味がないということ。


そのことを本当にこの人は守っていた。


私を守ってくれていた。

















『……!!この……!!バカヤロウ!!!!』



……………アスランの叫び…………!!!



それは自分の志す正義を曲げない強い意思が根付いていた。



何人も侵すことの出来ない、アスランの宇宙のように広がる無限の正義がその言葉に集約されていた。


それはこれ以上の大切なものを失わせてはいけないという正義。


……インフィニットジャスティス。


計り知れない無限大きさの正義が機体に……そしてアスランに詰まっていた。















ジャスティスの猛攻…………!!!!


ジャスティス一本につなげていたツインランサー形状のビームサーベルを解体する。


そして、二本のビームサーベルがディスティニーを襲う………!!









『うあああああああ!!!』












ディスティニーはそれを食い止めるべく、掌にあるビーム砲を放出する……!!





……飛び散る火花。



光の閃光。



機械仕掛けの人形の営み…。




シンは必死にジャスティスの猛攻を食い止めようとしたが、掌部のビーム砲でビームサーベルを食い止めるのは無理な話しだった。





………デスティニーの両腕は爆散していった。















ジャスティスは攻撃を止めない………!!!



そのまま、ビームブレイドが搭載されている脚がシンを襲う。



それを防ぐべく、デスティニーも脚を出す。





…………ダメ!!!


ジャスティスの脚部には………!!!!






再び飛び散る光の火花。



通常装備のデスティニーは勝てるわけもなく、脚部は爆発する……!!


そして、デスティニーは戦闘不能に陥り、月面へと降下していった……!!










「……シン!!」









……シンがそのまま月面へと降下していく。




シン!!




ダメ!!




行かないで!!!







アスランがこちらを一瞥して再び戦場へと行ったらしいが、それよりもシンを助けることで夢中になっていた。










…………どうして!!??



シンはこんなに心身削って戦ってきたって言うのに……!!



それでもなおシンに傷付けというの!!??














私は必死の思いで降下していくデスティニーを追いかける。


完全に月の重力に身をゆだねて落下しているようだった。


もしかしたら、意識がないのかもしれない。


ひょっとしたら………!!!




死なないで!!




シン!!!




誰が私を守るの!!??




守るっていったじゃない!!!




私も…ザフトも……!!!




だから置いていかないで……!!!
















私たちは結局、月へと降下した。


「ぐうううう!!!」



私の機体もすでにコントロールがきかない状態になっていて、安全に着地を取ることはできない。


月に表面を這いずりながら着陸した。














……デスティニーは!!




私はディスティニーを確認する。



必死な思いで。



生きて欲しいという大切な人に対して願う当たり前の感情。

























……デスティニーはその頑丈な装甲からか、破損箇所は多かったものの、コクピットは安全そうだった。





……シン!!!!






私は自分の機体から降りて、シンのモビルスーツへと駆け寄る。























もういいよ。




シン。






シンは十分戦った。






私たちを守るためにあれだけ必死になって戦った。



あれだけ傷付いた。





………もう戦わなくてもいいから。




………だから…。




生きてて!!!シン!!
























……デスティニーに私は駆け寄り、コクピットを開ける。



そこには目を閉じて、横たわっているシンがいた。



それはもう魂が抜けたような表情をしていた。



単純に戦闘が終わったというのではなかった……。


全ての戦いを終え、放心してしまっている表情にも見えた。










……シン!!





生きているかどうか確認した




………心拍数は正常。



単純に気絶しただけだった。


























………良かった………。










私はそこにへたり込んだ。



そして全てのことに安堵した。



何か胸に抱えていた重りが全て取り払われてかのように私は肩の力を抜き…安堵した。




…………これで終わった………。




私たちの戦いも………。




全てが……。



























………私はシンを抱き上げた。



パイロットスーツだからぬくもりは感じなかった。



……けど、重さはあった。



それは命の重さだった。



意思の重さだった。



私を守るという意思。



ザフトを守るという意思。



みんなを守るという意思。



そんな守りたいという意思の重さが私に伝わった。



その一心で戦ってきたシン。



私も同じだった。





















………けど、それは間違いだったのだろうか……?






守りたいという意思で戦ってきたらダメだったのだろうか………。




戦いは終わった。




戦う意味……。




それはこれからゆっくり考えていこう……。

























そして、次は自由な明日へ………。



                          (終わり)






あとがき






……なんとか…着地できたのかな……?


長編になると、着地地点が難しいんですよ。



なかなか。


やってみると分かりますが、中途半端に終わらせる作者(今回の種デスの終わりを含め)の気持ちが分かります。



終わりを上手く書ける人は本当にごく一部の方だけでしょう。



プロ作家でもそういません。




……不時着のような終わり方でスイマセン……。










最初作ったとき。




描写ばっかりで相当つまんないものでした。



(いや…多分作品自体がつまらないよって突っ込みが入りそうですが…)



そこにちょこちょこルナの心情やジャスティスを入れました。



無限正義の描写も入れたりすると…まあなんとか面白くなったかな…て感じになってよかったです。












戦いの意味







結局、丸投げしました。



いや、私がしたのではなくてですね……。



ルナやシンがあの状況から戦うということを考えるのではないんでしょうかね。



自分やその周りにいる共同体(国家だったり、民族だったり、クルーの人だったり)を守る戦いから終止符を打ち、




そして、本当の平和のためのにどうするのか。




その後、どういう道を歩むのか。



やはり、考えた末、何かのために戦うということを選ぶか。




それとも戦いを止めるか。




自分で戦いの意味を見出していくのだとおもますよ。





二人も『明日』をもらったのです。



どうにでも生きていくのでしょう。








                    (あとがき終わり)

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